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FAQ

 FAQの数が多くなってきたので、テーマごとに分類してみました。
 FAQでも特に多いのが、ウイルススキャンソフトやシェル拡張ツールの問題です。インストールしているソフトを見直す方がトラブル解決の早道かも知れません。

1.FAQを読む前に

Q.○○という動作は仕様でしょうか?

※これは、質問の仕方がまずい例でもあります。
 全部が悪いとは言いませんが、十中八九このような回答になっているので、問い合わせ前に一考してみてください。
 「聞いた方が早い」といった安易な考えが透けて見える質問は、迷惑行為として扱っておりますことを、あらかじめご了承ください。
 悪気がないのはわかっていますが、何度も同じ回答をしたくないがためにヘルプを充実させているということ、ご理解いただければと思います。
 もちろんドキュメントを読んでも意味が分からないとような内容でしたら、ヘルプなどの提供ドキュメントに改善の余地があると考えており、歓迎しておりますのでその旨をご連絡ください。

A1.仕様です。
A2.ヘルプ読んでください。
A3.一般的に、オンラインソフトは「現状有姿の仕様」という認識を持つべきです。

Q.○○という機能や設定はありますか?/可能ですか?

※これも、質問の仕方がまずい例でもあります。
 こちらもヘルプの書き方が悪い、分かりにくいということであれば、その旨を指摘してください。

A.書いてなければ機能はありませんので、まずはヘルプ読んでください。
またヘルプの検索機能をご利用ください。

Q.なんか良くわからないエラーメッセージが出ました。

A.せめてエラーメッセージを書き写すくらいしないと、何が言いたいのかが伝わりません。
 エラーメッセージは、意味のあるものなので正確に書き写していただくよう、よろしくお願いします。
 なお、一部のエラーメッセージや画面はグローバル仕様に合わせるため、わざと英語表記になっています。

Q.ヘルプファイルを配布ファイルに含めてもらえませんか?

A.ヘルプファイルは、Ver.2.9.0時点でアプリケーション本体の配布サイズの2.5倍もありますが、アプリケーション本体よりも完成度が大幅に劣ります。
 つまり、今後ともヘルプの肥大化ペースは本体を大きく凌駕しており、一層の配布サイズの肥大化が予想されますのでご了承ください。

Q.「Cannot Open Message file.」と表示される/「No message text.Please update message file.」と表示される

A.メッセージ定義ファイルが存在しないか、破損している、情報が欠落している場合に表示されます。
 ちなみに、メッセージファイルのフルパスに「x86」とか「x64」といったディレクトリ名が含まれている場合、十中八九インストールミスか更新の手順ミスです。
 正式な手順でインストール/アップデートすると、「x86」「x64」のような「版」を示すディレクトリは作成しません。

 他の事例は、配布書庫を解凍し、上書きして、更新したつもりになってるパターンが非常に多いです。
 これでは、バージョンごとに更新が必須の定義ファイル(具体的にはメッセージ定義ファイル、コマンド定義ファイルとか)が上書きされません。
 極力省力化できるように用意していますので、インストールの手順や、更新の手順を再確認してください。

2.As/Rインストール

Q.マルチコア対応、マルチスレッド対応、マルチプロセス対応って意味が分かりません。

A.ざっと以下のように分類されます。

・マルチプロセス
 複数のexeファイルであり、完全独立でプロセスごとに並列に動作します。
 例えば本体が落ちてもファイルのコピーなどは止まらずに安全に処理できたりする反面、過負荷時にはアプリケーションの起動が遅く応答性が悪くなる傾向があります。
 近年では、同じexeを複数個起動して連携させるタイプのブラウザが主流になっており、タブごとに1プロセス、タブの全体を管理するのに1プロセスを割り当てるため、アプリケーションの速度と安定性と引き換えに、OSに対して桁違いに膨大なメモリを要求してシステム全体が不安定になるシーンが少なくありません。
・マルチスレッド対応
 ユーザーの操作部分と、バックグラウンド処理のように並列に動作させることで応答性を良くするような対応です。(ちょっとせまい意味です)
 設計段階に決められたスレッド数にしか分割しません。
・マルチコア対応
 マルチスレッドの考え方をさらに進めて、並び替えやサーチなど動的にスレッド数が増減し、CPUコアがあればあるだけ使う処理です。
 ある程度までコア数に比例して速くなりますが、だんだん分割のオーバーヘッドによって頭打ちになるため、リニアに性能が上がるということはありません。

Q.シングルコアのCPUでも動作しますか?

A.動作します。

Q.ソフトをダウンロードして実行したのですが、インストールされません。

A.ダウンロードしたファイルは自己展開形式のファイルです。
 ファイルを展開すると、同じディレクトリに「Asr」というフォルダーができます、その中のドキュメントを参照ください。
※「Asr」というフォルダーができない場合は、使用しているウイルススキャンソフトの設定を確認してください。
※ネットワークから入手したexeが展開したファイルは、予告なく削除するものが存在します。

Q.統合アーカイバDLLはどこに入れれば良いですか?

A.OSが32ビット版か、64ビット版かで格納すべき場所が異なります。
 正確な表現だとわかりにくいので、一般的な例も併記しておきます。

32ビット版のOSは「%windir%\System32」です。
  例:C:\Windows\System32
64ビット版のOSは「%windir%\SysWOW64」です。
  例:C:\Windows\SysWOW64
※64ビット版のOSの場合のSystem32は、フォルダー名に反して64ビットアプリケーション専用の格納フォルダーです。

Q.○○.dllがない旨のエラーメッセージが表示されて起動できません。(Windows 10)

A.VCランタイムをインストールしなおしてください。
 一時期、MS社側でVCのランタイム構成の不整合を起こしたことがあり、修復しないとよそ様のアプリケーションでもずっとこのエラーになる可能性があります。

Q.設定ファイル(スクリプト)を変更しましたが読み込めないようです。

A.まず、既定のフォルダーに格納されているか、ファイルのパスを確認してください。
 次に、文字コードがUNICODEになっているか確認してください。

Q.アプリケーションのセキュリティ権限が昇格されていますか?

A.セキュリティポリシーにのっとり、昇格が許されている権限を昇格させています。(Vista以降)
 ですからAs/R経由だと可能なことが、エクスプローラーだと禁止されているというケースがいくつかあります。
 (権限を継承した場合の子プロセスでのジャンクションの作成とか、システムのシャットダウンとか)

Q.フォダーやドライブに関連付けすることができません。エクスプローラーのかわりに標準のファイラーにしたいのですが。

A.ヘルプ内に関連付けする方法を記しておりますので、参照してください。
 ローカルの管理者権限が必要なことですし、きちんと仕組みを理解した上で使っていただきたいとの思いでこのような形態にしております。
 (Vista以降のフォルダーやドライブへの関連付けは、安易に変えてはならない内容であるため気軽に変更できる「規定のプログラム」では切り替えが実現できないためです)
 残念ながら、フォルダーに関連付けをした状態でウチのファイラーをアンインストールし、その責任と損害賠償を求められた元ユーザーさんがいらっしゃいましたので、現行の仕様になっております。ご了承ください。

Q.「空のドキュメントの作成に失敗しました。」と表示されて起動できない/新しくタブを開けない。

A.アイ・オー・データ社が提供しているLAN DISKコネクトドライバが原因で発生することがあります。
(バージョンによって影響の有無が変わるようです)
MFCを利用しているソフト全般に影響を与えるので、As/R以外のソフトでも同様の問題が発生することがあります。
VCランタイムをインストールしなおすことで、発生しなくなることもあります。

3.ファイル表示と操作のトラブル

Q.システム+隠し属性のファイルが表示されません。

A.コントロールパネルのフォルダーオプションで、保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない設定になっていませんか?
 ポリシーが定義されている場合はそちらを尊重し、PC全体の仕様に合わせる動きをする仕様です。
※「メインメニュー」→「表示」→「表示設定」→「OS設定」に、OSの設定を切り替えることができる機能が用意されています。

Q.縮小版を使うとthumb.dbが作られます。

A.OSの持つサムネイルエンジンを使用しているためです。
 コントロールパネルのフォルダーオプションで生成を抑止できる項目があります。
 なおこれは基本的にXP限定の話ですがサービスパックの状態や、参照フォルダー(ネットワークフォルダーなど)によってはVista以降でも発生します。

Q.詳細一覧で拡張子が消せません。

A.詳細一覧では、オプションの「リスト」→「モード依存の表示」で拡張子の幅に0を入力してください。
また実体表記の場合は拡張子を付与しないや、仮想名称表記の場合はOSの設定で拡張子を非表示にすることができます。

Q.表示モードによって、表示されるファイル名が変わります。

A.ファイルの実体を扱うモード(初期値は詳細一覧のみ)と、仮想名称を扱うモード(初期値は一覧、詳細、アイコン、コンテンツ、並べて表示)の2種類があります。
 例えば「Favorite」「お気に入り」のように、表示名と実体名が異なる場合にどちらを優先するかという違いがあります。
 むろん、実体を扱うモードであっても意味が分からないものや(コントロールパネルのアイテムは「::」で始まるGUID文字列とか)、実体を持っていないものは、仮想名称を表示します。

Q.詳細、アイコン、一覧、コンテンツ、並べて表示で拡張子が表示されません。

A.コントロールパネルのフォルダーオプションで、登録された拡張子を表示しない設定になっていませんか?
 ポリシーが定義されている場合はそちらを尊重し、PC全体の仕様に合わせる動きをする仕様です。
※「メインメニュー」→「表示」→「表示設定」→「OS設定」に、OSの設定を切り替えることができる機能が用意されています。
 またオプションの、「モード依存の表示」にて上記のポリシーを適用する「仮想名称」と、ファイルの実体名の表示を、表示モードごとに切り替えることができます。

Q.詳細表示でカラム幅の自動調整を行っても、スクロールさせると欠けて表示されます。

A.現在リストで表示されている情報をもとにサイズ計算を行うため仕様です。
 一度に多くのファイルを一覧表示できるようにという点を重視した設計ですので、こういった制限があります。
 一覧に表示している全ファイルに対して計算しなおしをすると、相当な時間がかかります・・ということです。

Q.特定の外部コマンドを使用したときに、リスト部が自動更新されない事があります。

A.As/Rではシェル通知と呼ばれるものを利用して、現在開いているフォルダーの更新情報を取得してます。
 このシェル通知というものを発行していない(OSにファイルを操作したことを通知しない)、古いタイプのアプリケーションを利用した場合にこの現象が発生します。
 OSのさまざまな最適化サービスに対応していないということでもあるので、現在はそういったソフトは減少しています。

Q.エクスプローラーなどからD&Dでデータを受け取れません。

A.As/Rかエクスプローラーのどちらかを管理者権限で実行していませんか?
 両方が一致してなければ、データ転送に失敗するのはOSの仕様です。

Q.TortoiseSVNで追加されたカラムが詳細表示で表示できません。

A.基本的にエクスプローラーで表示できるタイプのものであれば表示可能ですが、抑止されているものは表示しません。
 今回の例で言えば、Vista以降ではMicrosoft社によりエクスプローラーでも禁止されておりますので、OS側のポリシーに則った仕様になっています。

Q.コピーや削除コマンドなどのダイアログが背面に行ってしまい、ストレスがたまります。

A.オプション→標準コマンドで、動作が詳細に設定できます。
 最も簡単に背面に行かないようにするには、外部コマンドの表示スタイルを「モーダルダイアログ」にしてください。
 並列作業は行いにくくなりますが、常に前面に表示されます。

Q.縮小版で画像が表示されません。

A1.コントロールパネル→システム→システムの詳細設定→詳細設定タブのパフォーマンス項目の設定ボタンを押すと画面関連の設定が行えます。
 ここで「アイコンの代わりに縮小版を表示する」のチェックが外れていたらチェックを付けてください。
 エクスプローラーと同様のサムネイル画像を展開するエンジンを使用しているので、同じ設定に影響されます。
※主にフォルダーのサムネイル画像に影響します


A2.コントロールパネルのフォルダーオプションの設定を確認してください。
 エクスプローラーと同様の影響を受けるOSの設定ですが、フォルダーオプションの「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」にチェックが入っていれば外します。
※主に画像や動画などのサムネイル画像に影響します。
A3.オプションで非表示になるように設定していた場合は表示されません。
オプション→リスト→アイコン→サムネイル、の設定項目を確認してください
。 特に代替データストリームが埋め込まれているファイルなど、OSの標準状態が危険と作者の主観で考えている場合は無効にする初期設定になっています。

Q.リストに表示する更新日付の秒が2秒単位で丸められます。

A.表示のみの制限で、ファイルの一覧を取得するAPIが2秒単位で丸めた値を返してくるので、そのままの値を表示しています。
エクスプローラーやDIRコマンドなどでは更新日時の「秒」が表示されませんので、Windowsではずっと表示が省略されて運用されているものと思われます。
※正確な更新日時の取得も可能ですが、一覧表示性能が数倍の性能低下を引き起こすので、現行のWindowsの仕様に合わせています。
(ファイル名、サイズ、属性、その他もろもろの情報を取得する全部の時間を合算したものより、正確な更新日時を取得する時間が長い)

Q.ショートカットキーを設定しても、コマンドが起動されません。

A.グローバルフックを用いて、ショートカットキーを横取りするソフトを使用していませんか?
一般にファイラーと言うジャンルのソフトは大量にキー割り当てができるため、様々なソフトと衝突します。
よく問題になるのが、クリップボード監視系のツールや、ランチャなどで報告があり、それらのソフトはクリップボードへ変更通知を送ってきていなかったり、キーイベントの後処理が不適切であったりする場合が見受けられます。
報告事例であったのは、Ctrl+C、Ctrl+V、Ctrl+X(切り取ったアイテムがグレイアウトされない等)、Ctrl+A、Ctrl+N(無反応になる)などが良く衝突するそうです。

Q.高DPIのディスプレイ環境でレイアウトが崩れます。

A.高DPI環境での動作には制限があります。
使用しているMS社のライブラリが高DPI環境へ対応していないので、大部分を自前で制御しています。
開発を続けながら対処法を検討しておりますが、執筆時点で万全ではないのでご了承ください。
【残課題】
・DPIの違う環境へ移動するとツールバーのレイアウトが崩れる(対処不能の可能性大)
 →運用対処ですが、ツールバーを1個にまとめると崩れなくなります。
・ユーザー定義バー/タブレット支援バーでアイコンモードで表示した場合、画像が小さいうえに横長に表示される
・最近閉じたウィンドウバーのアイコン画像が小さい
・ステータスバーの死活アニメーションアイコンの画像サイズが小さい(対処不能の可能性大)
・タブレット支援バーのアイコン画像が小さい
・ユーザー定義バーのアイコンが小さいうえに縦長になる
・ドッキングバーのレイアウトが小さくなる(対処不能の可能性大)
・各種クリックの当たり判定が小さい
・インサイドツリーとの幅が小さくなる
・リストやタブのチェックボックスが小さい
・リストのアイコンが小さい
・リストで詳細時のカラム幅が小さい
・リストの個別描画の際の設定値がそのままなので小さくみえる
・全体のフォントが小さい、リスト部の全コントロールの位置がずれる
・メインウィンドウのサイズが異常
・タブバーのアイコンが小さい
・ウィンドウ管理バーのアイコン、チェックボックスが小さい
・フォルダーバーの間隔が狭い

Q.異なるDPIのディスプレイへウィンドウを移動させても、拡大表示されません。

A.起動したモニタのDPI値を保持して描画するため、リアルタイムに変化しないタイプのアプリケーションです。
一般に、WindowsアプリケーションのDPI対応は3段階に分かれます。
1.OSの機能で自動伸長して表示する(レイアウトは崩れませんが、文字などがぼやけます)
2.アプリが独自でDPI値求めて、画面描画を行う
3.高DPI環境に対応したライブラリにより、自動制御される(UWPアプリであり、ストア配信されるような形態のものです)
 As/Rは2番に含まれます。

4.ネットワーク関連のトラブル

Q.ネットワークドライブ/ネットワーク共有が一切表示されません

A.オプションの全体→ネットワークのページの「ネットワークにアクセスする前に、ネットワーク先が有効であるか確認する」のチェックを外してください。
 PINGやエコーバックを返さないタイプのネットワークの場合、相手が応答しないものしてタイムアウトします。
 主に仮想PC等で使われる、ローカルのフォルダーをネットワークと見立てるようなフォルダー共有で認識できない場合も多いです。

 またOS側の設定で、ネットワーク探索が有効になっていることを確認してください。
 Vista以降のOSでは、マイネットワーク以下の一覧生成が極めて遅いので、エクスプローラーなどでも初期状態では表示できないように設定されています。

Q.ネットワーク上のファイルのアイコンが正しく取得できません。

A.応答速度の低下を嫌って、初期値ではネットワーク上のファイルは簡易アイコンを取得しています。
 オプションのリストの項でアイコンの取得方法は切り替える事が可能です。

Q.ネットワーク上のフォルダーでリストが更新されません。

A.ファイル共有システムがSAMBAを使用している場合は(ファイルサーバーがUNIXや、オープンソースを用いたNASに多いです)、リネーム、新規作成、削除、属性更新のいずれか、もしくは全部が通知されない事があります。(これはSAMBAの仕様です)
 Ver.2.3.3よりネットワーク環境での更新情報の検出方法を選択できますので、こちらもお試しください。
 (速度的なメリットを優先しているため、万能な方法は用意しておりません。エクスプローラーなどと連携する事もお奨めします)
※ネットワークドライブに割り当てたとしても、ローカルHDDの扱いにはならないのでご注意ください。

Q.特定のネットワークのフォルダーだけ表示されません(Vista以降)

A.オプションのリスト→表示→表示共通のページの「応答の速いアイテムのみ列挙」のチェックをはずしてください。
OSによって付与される属性が異なりますが、WANなどOSによって「応答が遅い」という属性を付与されている場合があり、これらのアイテムを表示しなくなります。

Q.リストとフォルダーバーの連動を指定しているのに、ネットワークドライブが連動されません。

A.ネットワークドライブは、あくまでもネットワーク上のアイテムです。
 そのため「ネットワークフォルダーを連動」という設定項目の影響を受けます。
 その他の制限などは、ヘルプを参照してください。

5.As/R操作時のトラブル

Q.圧縮コマンドと解凍コマンドだけが動作しません。

A.64ビット版のみの現象です。
 インストール手順にある、32ビット版のランタイムのインストールを失念していませんか?
 統合アーカイバDLLが32ビットDLLなので、32ビット版のVCランタイムが必要です。

Q.自動更新されると、新しいファイルが末尾に表示されます。

A.Ver.2.8.0から自動更新後にソートを行うか否か、オプションが設けられています。
 ただし、このオプションを使用すると自動更新反応速度が大きく劣化しますので、ご注意ください。
 詳細は一覧の表示速度を参照ください。

Q.バーやウィンドウなどのレイアウトが保存されません。

A.概ね原因は8つあります。もちろんウチのソフトに限らない話です。
 1.複数立ち上げた場合は、後に終了したものが有効になります。
 2.特に最大化表示をしている場合、環境によってライブラリ側で不正な値と判定されれば保存をスキップする事があります。
  最大化ではなく、ウィンドウサイズを大きくしてご利用ください。
 3.ウィンドウ位置を変更するアプリケーションを使っている場合は動作を抑制するアプリケーションをご確認ください。
 4.現在ログインしているユーザーに、レジストリに値を書き込む権限が付与されていない場合は実行時の権限をご確認ください。
 5.タスクバーを上や縦置きにしている場合、起動時やウィンドウサイズ変更時にレイアウトが壊れる事があります。
 6.ドッキングバーを左右にくっつける→As/R終了して位置情報を保存→ドッキングバーを上下にくっつける→As/R終了して位置情報を保存→希望の場所に配置することで、意図通りにサイズ変更できるようになる場合もあります。(おそらく上下左右にくっつけることで幅情報を更新していると思われる)
 7.ランタイムの不整合で動作異常が発生することがあります。
 8.OSの版に拠りますが、Windowsの終了処理はアプリのタスクキルと同等の版があります。
  Windowsの終了時には、ライブラリが未対応でウィンドウ位置が保存されない場合がありますのでご注意ください。

Q.バーのタイトルを消せない事があります。

A.残念ながら1つだけ消せないものが存在する仕様です。
 ヘルプのタイトルの表示切り替えの制限を参照ください。

Q.全角入力モードでショートカットキーが効きません。

A.IME制御の中で「アクティブになった時にIMEをOFFにする」を利用すれば、ある程度の誤操作は抑止できるのではないかと思います。
 それでもあえて全角入力モードをONにしたのであれば「全角インクリメンタルサーチ」を使うように指示したものとみなしているため、ショートカットキーは効かないようにしています。

Q.前回終了した時のタブが復元されませんでした。

A.いくつか発生条件があるので紹介します。
1.オプション→バー→タブで、「終了時のタブを復元する」のチェックが外れていると復元しません。
2.Shiftを押して起動すると、タブが復元をしないモードで起動します。
 応答の遅いフォルダーを開いたまま終了してしまった場合の復帰手段です。
3.Asr.exeのコマンドラインオプションを指定して起動した場合は、タブの状態を復元しないモードになります。
 主な用途は、タブを別プロセスに分離した時に、このような動作をします。
4.ユーザー情報の格納ディレクトリにあるWindow2.histが読み書きができない状態になっている場合があります。
 このファイルが破損している場合は一旦削除し、ファイルへの権限があるかはファイルのプロパティで確認します。

【タブの状態をバックアップする方法】
 コマンドメニュー内の「タブのグループ管理」→「現在タブ復元スクリプトの作成」コマンドを実行します。
※1つのスクリプトで構成されており、通常起動で復元させます。
 タブの並び順、表示モード、ソート順、グループ、ナビゲートロック、画面分割の情報は保持されます。
 ただし内部情報を保持した形式のため、記述が難解です。

Q.タブバーのタブ上にあるアイコンが黒くなってしまいました。復元方法を教えてください。

A.タブバーのアイコン画像は起動時に毎回生成しないように、キャッシュファイルを生成しています。
 ユーザー情報の格納フォルダー(オプション→その他→起動制御で設定)に、「imgChache.iconimg」「imgDriveChache.iconimg」というファイルがありますので、これらを削除してAs/Rを再起動してください。
 キャッシュファイルが存在しない場合は、自動的に生成されます。

Q.プレビューバーでPDFを表示したいです。

A.Ver.6.3から表示できるようになりました。
 ただしエクスプローラーで、プレビュー表示ができるようにOSの方が設定されていることが前提条件です。

Q.プレビューバーでExclファイルを閲覧しているファイルをExcelで開くとスクロールできなくなる場合があります(Excel2007、Ver.6.2以降)

A.Excelのバージョン依存ですが、Excelコンポーネント側のフリーズに巻き込まれてAs/Rもフリーズする現象が報告されています。
 これはファイルの保存時に、読み取り専用を推奨するオプションを付与されたExcelファイルで問題が発生するようです。
 タスクマネージャから、EXCEL.EXEとAsr.exeを終了させて復帰させてください。
 Excel2013では現象が確認できていません。

Q.ファイルコピーを強制中断させようとしてAsr.exeを終了させましたが止まりませんでした。

A.外部コマンドの方を利用されたのだと思いますが、この場合はFileCpMv.exeを終了させるべきでしたね。
 マルチプロセス構造をとっているので、他の処理でも本体以外のソフトが処理している場合が多々あります。

Q.切り取り&ペーストでファイルを移動中にAsr.exeを終了させようとしたら、ファイル処理を強制中断するか確認されました。中断するとファイルは消失するのですか?

A.WindowsのAPIに丸投げしているので、基本的に消失はないと思います。
 ただMicrosoft社の方も万全だとは言ってないので、それに準じる形になります。
 当然ですが、絶対に消失がないとは言い切れません。

Q.Sorry Number of windows open is now the maximum numberというメッセージが表示されて、新しいタブが開けなくなります。

A.これは予期せぬエラーを発生させないようにするための、安全装置のメッセージです。発生条件が複数あります。

1.1つのアプリケーションで開ける子ウィンドウの上限に近づいています(200~300枚くらいタブを開いている状態)
 ウィンドウを開きすぎなので、いくつか閉じてください。

2.タブを閉じたり開いたりを繰り返していると、使用しているライブラリ不具合で、まれにGDIオブジェクトが開放されない場合があります。
 これが数千件蓄積されるとメッセージが表示されるようになりますので、As/Rを再起動してください。
※この不具合は、Windows Updateの状態によって発生する時期と、発生しなくなる時期が観測されています。

3.何かしら描画を伴う外部アプリケーションがGDIリソースリークを起こして、蓄積されることがあります。
 オーバーレイアイコンや各種ボタンなどへのスキン描画、右クリックメニュー内の画像描画、サムネル画像の展開エンジン(主にコーデック)など、外的要因で引き起こされるケースがあります。
 問題を起こしているソフトウェアの使用を中止する検討をしつつ、As/Rを再起動してください。
※この状態はOS全体の安定性を損ねているソフトという扱いになっているので、問題を起こすソフトが特定できましたらそのソフトの開発元へ問い合わせることを推奨します。

Q.「コマンド定義ファイで定義されていないIDのコマンドを実行しようとしました」とステータスバーに表示されてコマンドが実行できません。

A.ユーザーディレクトリ内のコマンド定義ファイルに見つからないコマンドIDを呼び出そうとしています。
 手動でアップデートしたり、定義ファイルの記述ミスが主な原因です。
 (標準コマンドで発生する場合は、アプリケーションの更新方法のページを参照ください)

Q.外部コマンドのアイコンが白いです。

A.現状では理由が2点あります。
 アイコンを付与したいのは山々ですが、Ver.2.8.0の時点で外部コマンドは55個あります。
 この上さらに、大量に追加作成の予定がありますので、ある程度コマンドが出そろってからと考えております。
 次に、せっかくかなり外部コマンドのサイズを削っているので、あまり大きくしたくないという消極的な理由もあります。

Q.Windows updateの最中や、Visual studioのインストール中に落ちます。

A.使用しているランタイムが更新されるためです。
 避けようがないので、これらを実施する際には事前にAs/Rを終了しておいてください。
※Visual studio 2015から、ランタイムの一部がOSの管理下に置かれています。

Q.ユーザー定義バー、フォルダーバー、タブバーなどのレイアウト不正、メニューの文字化け/ずれ、ツールバーが画面外に表示された場合。

A.設定のインポートや、何らかの外的要因によるトラブルで、ごく稀に各種バー、メニュー、ツールバーのレイアウトが崩れたり、画面外に表示されて操作不能になることがあります。
As/Rでは、この辺りの設定データを管理しておらず、ライブラリに全て任せているため当方で値の補完などの対処をすることができません。
ドッキングバーを左右にくっつける→As/R終了して位置情報を保存→ドッキングバーを上下にくっつける→As/R終了して位置情報を保存→希望の場所に配置することで、意図通りにサイズ変更できるようになる場合もあります。(おそらく上下左右にくっつけることで幅情報を更新していると思われる)

インストール用ツール(Setting.exe)の起動画面に「バーのレイアウトを削除する」ボタンで、各種バーの状態をリセットする機能を用意しております。
また各種バーの保持する設定は、「HKEY_CURRENT_USER\Software\AMA_Soft\ASR\Workspace」の配下に保存されるので、レジストリ操作に自身のある方はチャレンジしてみてください。
※設定値の詳細はMicrosoft社から公開されておりませんのでご了承ください。

Q.半角/全角ボタンを押した時、日本語変換しようとしたときに落ちます/画面が消えます。

A.As/Rよりももっと高度な特権を持つIMEの不具合です。

6.セキュリティ関連のトラブル

Q.○○というウイルススキャンソフトで脅威が発見されました。

A.雑誌投稿、BBS時代までさかのぼると30年以上も世の中にソフトウェアを公開しておりまして、このような連絡を何千件も頂いております。
 幸いなことに、今のところ100%誤検出です。
 (誤検出回数は100回を超えてから数えてませんので、正確な回数は不明です)
 ウイルススキャンソフトを信用するなとは言いませんが、妄信する事のないようにご注意ください。
 通常、ウイルススキャンのメーカーに作者から苦情を申し立てても、まともに取り合ってくれません。そういう業界であるという事をご理解ください。
 また「無許可で勝手に改竄して転載」しているダウンロードサイトも存在しているので、そちらも十分ご注意ください。
 安全のために、ダウンロードは公式サイトのリンクや、配布ポリシーが明確に公開されており、定期的に独自スキャンを実施されている(窓の杜さん)からのダウンロードを推奨します。

Q.As/Rを使用しているとネットワーク経由で何か情報を送っています

A.当方では、ユーザーさんの情報のように取り扱いに困る情報など不要です。
 パケットモニタなどで送信情報を解析し、問題となっている通信を行っているソフトのメーカーに問い合わせてください。
※今までにあった問い合わせ例
・単にネットワークパスを開いていた
・ネットワーク通信を行う某シェル拡張ツール(かなりたくさん存在するようです)
・キー入力内容を全部送信していた某IME、オンライン辞書を使っている某IMEなど
・クラウド対応の某ウイルススキャンソフト

Q.ステータスバーに「外部のプロセスによるメモリ破壊が検出されました。システムを不安定にするソフトがインストールされている可能性があります。」と表示されました

A.文字通り、何かしらの割り込みソフトによって横取りされた情報が破壊されたことを検出したメッセージです。
 このメッセージを表示する事になった発端は、トレンドマイクロ社のウィルスバスターによる不具合が、OS自体を不安定にさせるものであった事からこのようなメッセージになっています。

Q.SmartScreenによりブロックされ、ダウンロード/インストールが阻害されます。

A.対処法は警告メッセージ内に書いてあるので、メッセージ内容をきちんと読んでください。
 配布ファイルに電子署名を施せばこういったトラブルは減少するのですが、高額な維持費が必要であり、私個人で費用負担できる金額ではありませんので電子署名を行う予定はありません。
 As/Rのように頻繁に更新されるアプリケーションは毎回検出・警告されますので、一時的にSmartScreenの設定を解除するなり、時間を置いてダウンロードしなおすことを検討してください。
※だいたい月に7,000~13,000件程度のダウンロード数がありますので、マイクロソフト社さんの基準で多くの人がダウンロードしたと認識されたタイミングで勝手に解除されます。

※これはWindowsの使い方の話なので、当サイト以外にも似たような案内があると思います。そちらを参考にするのも良いでしょう。

7.動作が遅い、フリーズする

Q.大量にファイルがあるフォルダーでフリーズします。(実行ファイル、圧縮ファイル、動画などの巨大ファイル)

A.いくつか発生パターンがあるので以下の3つを確認してください。

1.ウイルススキャンソフトによる自動走査の割り込みが原因の場合が最も多いです。
 単純に実行ファイルや、圧縮ファイルの走査に時間がかかっています。
 まれに巨大ファイルを読み込もうとして、ウイルススキャンソフトがフリーズしている救いようがない環境もあるのでご注意ください。
 ウイルススキャンソフトの走査対象外の設定に含める、走査対象になるようなファイルは分散させて格納する(=こまめにメンテナンスしておく)といった対策をお奨めします。
※例えばマカフィーなどの初期値は1ファイルあたり最大45秒まで応答を返してこないので、ある程度の数のexeやzipファイルなどがあると延々とディスクアクセスしていることがあります。

2.上記にもたくさん記述がありますが、不適切なオーバーレイアイコンの使い方(よそ様のソフトのインストールの不適切な組み合わせ)をしていると発生します。
 As/Rではオーバーレイアイコンを読み込まなくして影響を受けなくする設定もありますが、オーバーレイアイコンを使用するソフトの精査などの抜本対策を検討してください。
 オーバーレイアイコンの不整合を起こしていると、リソースの取り合いをしている状況なので、無駄にPC全体の性能が劣化している状態になっています。

3.OSが管理している動画や静止画などのサムネイルキャッシュが上限を超えるサイズに肥大化している場合に発生することがあります。
 この状態になるとエクスプローラーでも全く同じ現象が発生して、OSも巻き込むこともあるのでご注意ください。
 OSのメンテナンスツール「ディスククリーンアップ」などで削除(初期化)ができますので、こちらでのメンテナンスを検討してください。

Q.ファイルを貼り付け/ドラッグアンドドロップで、コピー/移動した後に落ちる/フリーズします。

A.ファイルの読み込み/書き込みを横取り/監視するアプリケーションの不具合が原因です。
 過去の報告例では、ウイルスバスター、ノートン、ウイルスセキュリティゼロなどのウイルスチェッカーで、未対応OSにインストールした場合や(64ビットOSに32ビット版のウイルススキャンソフトをインストールしたらしい)、純然たるウイルススキャンソフトの不具合が原因でした。
※追記
 当方で確認できたのは以下のソフトです。他にも似たような事象を起こしたソフトがあるようです。
1.シマンテック社のノートン(この時、エクスプローラーでは問題ないように見受けられましたが、メモリを即座に開放せず著しく開放速度が遅いという、同じ原因と見られる問題が存在していたことを確認しています)
 ネットワーク限定/ネットワークドライブ限定/仮想フォルダー限定など、特徴的な動きをする場合もありますのでご注意ください。
2.BUFFALOの「Turbo Copy」とウイルススキャンが競合し、巻き込まれる場合がありました。
 条件にもよりますが、エクスプローラーで同様の操作をしてOSごと落ちることもあるようです。
 「Turbo Copy」の割り込みを無効化されるケース、プロセスを殺されるケースなど、トラブルのパターンは複数あるようです。

Q.一覧を取得/自動更新の際にフリーズすることがあります。

A.一部のオーバーレイアイコンを拡張するツールが原因で、システム全体に悪影響を及ぼしていることがあります。
 特に最近のWindowsでは、一部のオーバーレイアイコンを表示しないようになっており、マルチコア化が進んだことから高負荷をかけているにもかかわらずバックグラウンドで動作しているため気づきにくいものなど、品質が悪化している傾向があります。
 オプション→表示共通→オーバーレイアイコンの取得方法で、これらの悪影響を全く受けないように設定することができます。  (バージョン管理ツール、クラウド連携ドライブ、各種スキャンソフトなどが代表例です)

Q.プレビューバーでExcelファイルを閲覧するとフリーズすることがあります。(Excel2010、Ver.6.2以降)

A.Excelのバージョン依存ですが、Excelコンポーネント側のフリーズに巻き込まれてAs/Rもフリーズする現象が報告されています。
これはファイルの保存時に、読み取り専用を推奨するオプションを付与されたExcelファイルで問題が発生するようです。
タスクマネージャから、EXCEL.EXEとAsr.exeを終了させて復帰させてください。
Excel2013では現象が確認できていません。

Q.リストの表示でAPI Waiting...と表示されて止まります。

A.このメッセージを出している時は、何の工夫も無くOSの応答を待っています。
 本来マイネットワークのような元から極端に遅いアイテムを除いて、この手のメッセージが表示されて長時間止まると言う状況は存在しません。
 シェル拡張ツールや割り込みソフトが、インストールされている全てのアプリケーションに対し負荷を与える、という不具合の影響でこの現象が発生します。
 割り込みツールやソフトの不具合のように思いますが、主にウイルススキャンソフトは仕様とされ、長期間放置されてしまう事が多いです。
 システム全体に大きな負荷をかけていたもので報告事例が多かったのは以下のソフトです。
 TortoiseSVN、TortoiseHG、ウイルスバスター、カスペルスキー

Q.右リックメニューの表示が遅い/落ちる/貼り付け/ダブルクリックで実行できない またはフリーズ落すます。

A.右クリックメニューの項目の中に、OSを不安定にする不良アプリが存在する場合は、わざと落ちる仕様です。
 これはOSを不安定にさせる/OSにセキュリティホールを開けているような、不適切なアプリケーションが含まれている環境を探しだすためです。
 右クリックメニューに表示されているアプリケーションを1個ずつアンインストールして、これらの不適切なアプリケーションを特定していくと良いでしょう。
 原因追及や、承知の上で利用する場合は、インストールや更新時に選択できる「DLLプリロード等の脆弱性がある外部ソフトをインストールしている環境でも動作する版」をお試しください。

Q.ランチャーからアプリを起動したら落ちるソフトがあります。

A.登録したランチャーのアイテムの設定内容を見直してください。
 ほぼ間違いなく設定ミスです。
 よく問題になるのは、コマンドラインオプション、起動フォルダー、複数のアイテムが渡された場合に一度に渡すオプションの指定が間違っている場合です。

Q.新しいファイルの作成コマンドで「Missmatch in the registry:.○○○」と表示されました

A.○○○という拡張子のファイルを作成するための情報が欠落しているか、消し忘れによる残骸が存在する場合に表示されます。
 何らかのアプリケーションをインストール/アンインストール時に発生することが多いです。
 なお、エクスプローラーはこれらの情報を表示しませんが、それに甘えてきちんと処理しないのは論外です。
 これらの情報はシステム全体の性能劣化の遠因でもあります。
 新規作成アイテムの情報を誰かが壊した/消し忘れた事を、検出/修復するヒントにする目的で表示しています。

Q.As/Rが「応答なし」になりやすいのですが、解決方法がありますか?

A.主にシステムトラブルで外的要因ばかりなのですが、いくつか原因があるのでありがちな事例を紹介します。
 As/Rは、どんな劣悪なシステム環境でも共存できるような作りにはしていません。
 設計思想としては、システムトラブルはPC全体に影響が出るものなので、それらを放置しない・させないことを前提で考えています。
 つまり大抵は設定で回避できるようにすることで、問題の解決の糸口を見つけられるようにという意図です。

1.よそ様のツールが使用しているオーバーレイアイコンが原因
 以前回答していますが、よそ様のシェル拡張ツールか、何かしらのスキャンツールが原因です。
 オプション→表示共通→オーバーレイアイコンの取得方法で、オーバーレイアイコンを取得しないようにしてください。
 また、問題を発生させるソフトの設定の見直しで劇的に改善することも多々あります。

2.よそ様で作られたコーデックの問題
 サムネイルでよくあるトラブルです。
 該当のコーデックを更新するか、別のソフトに置き換えることで改善します。

3.ネットワークの構成の問題
 大抵は設定で回避可能です。
 PINGを返してこないネットワーク、名前解決に時間がかかるネットワークなど、接続台数が多くて遅いネットワークなど、様々な要因が考えられます。
 環境に合わせて、オプション→全体→ネットワークで死活チェックを「行う」/「行わない」を切り替えることで大幅に改善することがあります。
 (このオプションは万能ではないので、環境に合わせて使い分けてください)
 また、ネットワークへのアクセスを「コンピュータ名」ではなく「IPアドレス」で記載すると、名前解決サーバーへのアクセスが省略されるので、速度の向上が期待できます。
 また、ツリーの応答が遅いようであれば、ネットワークの場合だけリストと連動しない設定にするのも良いでしょう。

4.古いアーキテクチャの技術の利用
 ネットワークプレース、ネットワークドライブなど、接続が切れたときのことを考えてないネットワーク接続技術が多いです。
 エクスプローラーなどでこういったものと出会った場合、バックグラウンドプロセスとして延々と動作して、負荷をかけ続けているケースも多々みうけられます。
 これらを利用しないことで普段の作業効率を向上させることができます。
 (代替手段として、お気に入りなどにIPアドレスで登録すると必要な時以外、一切ネットワークに繋ぎに行かないので快適な作業環境を作れます)

5.古いバージョンのAs/Rを使用
 なるべく最新バージョンに更新してください。
 本稿執筆時点ですが、Ver.7.0にも改善項目があります。

Q.ダブルクリックで起動しようとすると/右クリックメニューを開こうとすると極端に遅いです。

A.ウイルススキャンソフトなどのように、シェル実行に割り込みをかけているソフトが原因です。
 現在、特に話題になっているのはカスペルスキーのシステムウォッチャーが原因で、エクスプローラーなども巻き込んで負荷が著しく増大しているケースが話題になっています。
 オンデマンドスキャン、リアルタイム検索など、ウィルススキャンソフトによって類似の機能の呼び名は異なりますが、割り込み監視型のソフトの動作を確認してみてください。
 肯定的にとらえると、こうしたセキュリティソフトによって、安全を担保してもらっている系統のソフトと言えます。

※追記
 右クリックメニューに追加されるソフトは、基本的に全部疑ってください。
 例えば、Intel Graphics Driverといった簡単に外せないような表示項目がトラブル原因になっていた事もあります。
 (この事例では、エクスプローラーでも激重になっていたそうです)
※カスペルスキー社のウィルススキャンソフトで不具合報告が急増していました。

Q.エクスプローラーと比べてリストのスクロール速度が遅いです。

A.OSの設定に正しく従っているためです。
 コントロールパネル→システム→システムの詳細設定画面を開きます。
 詳細設定タブの画面で、パフォーマンスの「設定」ボタンを押します。
 視覚効果タブの画面で、一覧から「リストボックスを滑らかにスクロールする」をOFFにしてください。
 限りなく不具合に近い気がしますが、エクスプローラーはこの設定を無視しているだけです。

Q.ステータス領域に「Getting file info...」と表示され、表示が遅いです。

A.シェル拡張ソフトが悪さしているものと思われます。主に以下の4パターンを疑ってみてください。
 いずれも、システム全体の性能を劣化させている状態です。

1.サムネイル画像を使用している場合は、OSの画像展開エンジンの拡張ソフト
 特に動画コーデックが悪さをしている場合があります。
2.オーバーレイアイコンの拡張ソフト
 報告事例が多いのは、TortoiseSVNというソフトでシステム全体の性能を落としていることが多いです。
 こちらの画像を参考に設定を見直してみてください。(設定画面のサンプル
 オプションの、リスト→表示共通→シェルアイコンの取得条件を「全て取得しない」にすることで影響を受けなくなります。
 またTortoiseSVNは作業ディレクトリとリポジトリにおけるインデックスサービスの無効化、およびウイルススキャン対象から除外することを推奨されています。詳しくはTortoiseSVNの使い方を参照してください。
3.ファイルの情報を取得するソフトを全て監視するウィルススキャンソフト
 除外設定にAsr.exeを加えてください
4.詳細情報に追加項目をするシェル拡張ソフト
 Vista以降のエクスプロラーで禁止されている動作ですが、まだかなりの数が現存しているようです。
 セキュリティ上の問題もあるので利用を中止することをお奨めします。

Q.リスト上でカーソル移動の際に遅延が目立ちます。

A.主にウイルススキャンソフトが原因で発生します。
 まずはマウスジェスチャーを無効にした上で(若干の負荷低減)、ウイルススキャンソフトの設定を確認(抜本対応)してください。

Q.外部コマンドの呼び出しが、常にタイムアウトします。

A.タイムアウト値は10秒にしており、30KB~100KB程度の小型の実行ファイルがそれを超えてしまうと言うのは、相当の負荷がかかっていると思われます。
 その負荷のかかっている元凶を何とかしないことには、どのようなソフトでも問題になるでしょう。
 今までにあった解決事例です。

1.ウイルスチェッカーが毎回走査する設定になっていた
 ウイルスチェッカーの除外設定を適切に設定して解決。

2.HDDが壊れかけていて読み出し速度が著しく低下していた
 HDDを交換して解決。

3.ウイルスに感染していた
 OS初期化する必要があった。

Q.起動直後、タブの切り替えが異様に遅いのですが

A.起動速度を優先しているため、起動時にはファイルの一覧の生成とタブの生成のみ行っています。
 バックグラウンドで表示されているほかのタブは、起動直後には一度も画面に表示されていません。
 アイコン画像や、ファイルの付帯情報などは初回表示のタイミングで取得しているので、どうしても時間がかかります。
 一旦、全切り替えをするなり、開きっぱなしのタブを減らすなり運用方法もあわせてご検討ください。

 あと、タブ切り替えとツリーを連動させていると、大幅に速度は落ちます。
 このオプションを使わない事もご検討ください。

Q.As/RをインストールしたらOS全体が遅くなりました

A.ウィルススキャンソフトないし、何かしらの監視ソフトが稼動しているものと思われます。
 スキャンの除外設定をするなり、しばらく待つなりしてください。
 As/Rはインストールしただけでは、まったく動作しないので、インストールしただけでOSに負荷をかけることは一切ありません。
※タスクマネージャで負荷がかかっているプロセスを観察することをお薦めします。

Q.As/Rの起動に数分かかります

A.ウィルススキャンソフトないし、何かしらの監視ソフトが稼動しているものと思われます。
 初期状態の設定であれば、通常の環境では1秒もかからずに起動しますので、何らかの外部要因を疑ってみてください。
 特に日付の新しいソフトは必ず誤判定になる仕様のシマンテック社のセキュリティソフトをご利用の方はご注意ください。
※タスクマネージャで負荷がかかっているプロセスを観察することをお薦めします。

8.まめファイルと比べて

Q.ドラッグアンドドロップでファイルのコピーなを行った場合に、ファイルの操作の確認ダイアログが表示されません。(まめFileと同等の操作がしたいという意味)

A.オプションの全体→共通操作の画面で設定を切り替えてください。
 詳細はオプション画面からヘルプを参照ください。

Q.フォルダーバーから外部コマンドが実行できません。(まめFileと比較して)

A.フォルダーバー(ツリー部)の高機能化は、旧作のような性能劣化の原因になりますので、現状では実装予定はありません。

Q.まめFileの時にあったタブグループによる管理方法はなくなったのですか?

A.タブグループのみを管理するバーはなくなりました。
 ランチャバーやお気に入りバーなどの汎用的なユーザー定義バーが、旧作の「タブグループ管理バー」の持っていた機能を丸ごと含んでおりますので、そちらをご利用ください。

9.その他

Q.ソフト名「As/R」は何と読むのが正しいのですか?

A.基本的にどのように呼ばれても構いません。
 一応、DOS時代に作成していたAS(アズ)というソフトのリメイク版なので、「アズアール」を正式とさせていただきます。
 (作者は「アスラ」とか「あさり」と略していますので、会話の流れで通じれば通称は何でも良いです)
 なお表記の際に「/」の省略や、大・小文字の変更はしないでください。既存の商標・グループ名・組織名を避けた名称になっています。

Q.機能が多く使いこなせそうにありませんが、何かいい方法はないでしょうか?

A.作者ですら全機能の1割も使いこなせていません。
 全部使いこなそうと考えないことだと思います。